実力有段者にあこがれて

将棋で実力有段者を目指すブログです。 将棋ウォーズメインで指してます。実戦は長期間のブランクがありましたが、将棋ウォーズ始めて1ヶ月の2015年12月13日に初段になりました。

ぴよ将棋

将皇VSぴよ将棋 10番勝負!!【後編】

皆さん、こんにちは(^▽^)/

先日のA級順位戦は興奮しましたね。
一斉対局の8回戦は帰宅してから名人戦順位戦棋譜速報サイト(課金してますw)でリアルタイムに追ってましたけど、我らが深浦康市九段は勝って残留に向けて大きく前進しました。途中は少し苦しい局面ではないかと思われたので勝った瞬間は本当に嬉しかったな(*´ω` *)

一番印象に残ったのは佐藤(天)八段-久保九段の一戦。久保九段の執念の粘りにA級の底力を垣間見た将棋でした。あの久保九段が降級の危機を迎えているとは信じられませんがそれがA級の厳しさなのでしょう。A級の将棋は素人から見てもやはり凄みがありますね。毎年ドラマが生まれる順位戦ですが、今年のA級最終戦も大きなドラマが生まれそうな気がします。コンピュータ将棋も魅力的ですが、順位戦の魅力は人間同士の対局ならではの泥臭さがあることで、コンピュータにはA級永久に真似出来ないでしょうね(笑)

さて前置きはこれくらいにして前回の将皇vsぴよ将棋の後編を書きたいと思います。
前編を読んでない方は先に前編を読まれることをおすすめします(^^)

将皇vsぴよ

ぴよ将棋の5戦全勝で迎えた後半戦。どんなドラマが待っているのでしょうか。


第6戦


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5連敗を喫した将皇さんですが今回の第6戦目も徐々に引き離されて劣勢になります。
将皇の△2七角に珍しくぴよ将棋が悪手を指します。


▲5八玉!!



すかさず将皇が△3九金と打って 先手の銀が助かりません。以下▲4八銀、△4九角成、▲6九玉、△4八馬とぴよ将棋は何をやっているのか分からない手順で逆に将皇が優勢になりました。その後もゴチャゴチャしてぴよ将棋が嫌らしく絡んで下図の局面。将皇が疑問手連発で結構差が詰まってます。この▲1三歩に対して将皇が痛恨の大悪手。。。



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△1三同玉?!

当然ぴよ将棋はノータイムで▲3三桂成。

ここは難しいながらも△3四玉と上に逃げて上部開拓を目指すべきでした。一気に狭くなった後手玉・・・こうなるとぴよ将棋も俄然やる気を出してきます。どうも将皇は入玉を目指すのはあまり気が乗らないのかも知れませんね。


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上図はハイライト。ぴよ将棋が▲4三金と詰めろを掛けた局面。ここでも△3四玉と上に上がるのが普通の感覚だと思うのですが将皇は△4一桂。思考は一貫しておりあくまでも自陣で頑張る漢らしい選択ですが・・・

ここで、ぴよ将棋の▲1二飛成に△同玉と応じたのが一手バッタリの大悪手。
以下、▲3二銀と掛けられて先手に駒を渡せない状況&受ける持ち駒もなく敗勢になりました。

2016-02-04a

次は ▲1四香からの詰めろが分かっていても受けにくい。この局面で後手は駒を渡さないで攻めようも無いし受けようもありません。もちろん先手玉に詰みもありません。△2三馬と受けても今度は ▲1三歩が打ててしまうで詰まされますし、後手は△1五歩と受けるしか無いのですが今度はその空いた空間に ▲1四歩と垂らされて手がありません。つまりこの局面は完全な必死です。将皇も△6九飛と記念王手して ▲8八玉以下程なく投了。ちなみに△6八飛成として銀を入手しても相手に飛車を渡すと1一と1三のいずれから飛車を打つ手があってこれを同時に防げないのでダメです。


ぴよ将棋 6 - 0 将皇


今度こそ将皇さん勝てるかと思ったのですが終わってみればぴよ将棋の6連勝。
ぴよたん強えええ・・・(;^ω^)


第7戦

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先後を入れ替えた第7戦はぴよ将棋が優勢を拡大しつつ勝勢の局面。
後手は△2七銀と飛車を叱りつけて 将皇▲6八飛と逃げますがここから一気に寄せ上げます。


△6七馬!!


取るしかない▲6七同金に△5九角成とした下図の局面は先手の受けが非常に難しくなっています。

2016-02-04-5


パッと見は簡単に受かると思ったのですが、よく見ると先手玉は(1)△4七桂不成、▲同飛、△3八銀打(又は△3八銀打、▲同飛、△4七桂不成)と(2)△3八銀打、▲同飛、△同銀成、▲同玉、△4八飛車、▲3九玉、△4九馬の詰めろが掛かっており、同時に受ける適当な受けが無いかも知れません。4七の地点を守る▲4六飛や▲5七飛は受けになっておらず後者(2)の手順で詰みますし、▲4九香は(1)の手順で詰みます。本譜は▲5八角とひねって来ましたが、これも(2)の手順で△4九馬の前に△4七桂不成と入れて ▲同角に△4九馬で詰みます。

この局面、4七と3八の地点をカバーして受けるなら自陣飛車を打つしか無いと思うのですが、5筋から9筋に打つのは(1)の△3八銀打以下の手順で3手詰め。なので打つなら▲1八飛~▲3八飛のいずれかだと思うのですが、詰みは無くてもこんな所に飛車を打つようでは詰めろは続くのでダメでしょうね。

そうして僕が小一時間考えて出した結論を、ぴよ将棋はその前の数秒で指した△6七馬の時点で見抜いていたのでしょうから恐ろしいってもんじゃありません。そう考えると、こんなバケモノに僕が勝てるわけがありません。


ぴよ将棋 7 - 0 将皇


第8戦


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まさかの7連敗を喫した将皇ですが初勝利に向けて嫌らしい桂馬を打って来ました。この直前にわざわざ桂馬交換を挑んで来たので将皇の読み筋だったのでしょう。ここで▲2八歩は当たり前ですが冷静な対処でした。形とばかりに▲2七銀としたい所ですが、△6五角と打たれて目から火が出ます。飛車が逃げれば王手角取りですもんね。僕はいつもこんな手を喰らって将皇さんにいじめられてますが、さすがにぴよ将棋はしっかり読んでますねー。その後も手堅く攻めて寄せ切って8連勝。


ぴよ将棋 8 - 0 将皇




第9戦


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ぴよ将棋に8連敗を喫した将皇ですが、この将棋に関しては執念を感じました。
ぴよ将棋が一方的に攻めて投了間近と思われたこの局面ですが、以下、▲7八桂、△7二銀、▲7一飛成、△9九龍、▲2三歩、△同金、▲8八角、△8九龍、▲2四歩、△同金、▲3三銀、△同銀、▲同歩成、△3二歩、▲4二銀、△同金、▲同と、△同玉で無理やり金を入手して▲7九金と打って龍を捕獲しに行きます。


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以下、△7八銀成、 ▲同金寄、△9八龍、 ▲8九銀として無理矢理に龍を捕獲!!
将皇の執念恐るべし。。。(´ω`;)


その後も懸命に粘って受けまくって遂に・・・


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将皇城を再構築www

しかし、攻め駒が一切ないので相当苦しい(敗勢)。

僕みたいなヘボ相手なら執念の受けに消耗し切ってここから間違えまくるのですが、ぴよ将棋は全く間違えずにジワジワ包囲網を絞ってしっかり寄せ切りました。ただこの将棋に関しては8連敗を喫した将皇さんの凄まじい執念を垣間見たのでそれだけで大満足でした。


ぴよ将棋 9 - 0 将皇



そして遂に迎えた最終第10戦目


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最後の対局はぴよ将棋のセンスが光った一番でした。
既に先手大優勢っぽいですが、将皇の△5七桂はどう見ても悪手で筋悪の一手。先手は以下、▲6四香、△7二飛、▲8一馬、△7三飛と飛車を追いながら桂馬を取って絶好調。そこで一転▲4八銀、△4九桂成?、▲5七銀、△5五飛と飛車を叱りつけて優勢を拡大。


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そこで▲1二香成と挟撃体制の一手で後手はあっという間に敗勢になりました。
後手の将皇もその後は飛車を敵陣に成り込んで追い上げますが・・・


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ここでぴよさんの攻めがクリティカルヒット!!

▲5三桂馬!!


ここからの収束は見事でした。
以下、△同銀、▲同歩成、△同飛、▲4五桂、△9三飛に▲6三角と打った手が詰めろになっており、あっという間に寄り形に。こんな簡単に僕の師匠である将皇さんに対して寄せてしまうものなのか・・・

ありえん。。。il||li _| ̄|○ il||l



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以下、△4二金左、 ▲3三桂成と進んで見事な挟み撃ちの攻めを披露してくれました。
ぴよ将棋、10連勝まで遂に先が見えて来ました。


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ここから△6三金とすれば詰みは無いようですが、将皇は△3三同金として首を差し出します。以下、 ▲5二角成、△同玉、 ▲6三銀、△同飛、 ▲同馬、△4二玉、 ▲5三金、△3二玉、 ▲3一飛まで後手投了となりました。ちなみに ▲5二角成、△同玉に僕の第一感は ▲6一銀ですがこれも以下、△5三玉、 ▲6二銀、△4二玉、 ▲5一銀不成、△3二玉、 ▲3一金までで詰みそうです。


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終わってみればぴよ将棋の10連勝!!!


結果的には圧倒的な強さで将皇を倒しました。将皇も10局を通して優勢な場面も多々あったのですが、ぴよ将棋の方が数段上と言う想像以上の強さの結果になりました。僕の師匠である将皇さんがここまで完膚無きまで叩きのめされて複雑な気持ちですが、それでも将皇の強さは誰よりも知ってますし、この結果で将皇師匠に対する信頼が失われる事は決してありません。将皇さんにはこれからも鍛えて貰うつもりですし、ぴよさんにもこれからは色々教わろうと思ってます。

それにしてもコンピュータ同士の戦いも思った以上に見応えありましたし感動もしました。
コンピュータでも悪手や疑問手は指しますし、形勢が揺れ動いたり逆転したり面白かったです。そして沢山の考えさせられる局面を題材として与えてくれて僕自身もいい勉強になりました。この両アプリも更に親しみを感じますし、今後も色々なソフトやアプリを題材に取り上げて行きたいですね。


最後までお付き合い下さってありがとうございました。





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将皇VSぴよ将棋 10番勝負!!【前編】

皆さん、こんにちは(^▽^)/

1月もようやく終わりました。
今月は対局数自体は少なかったですが、棋譜並べに詰め将棋、そして定跡を調べたりで相当詰め込んだ自信はあります。但し、棋力は上がってる自覚はありません(-ω-;)
まあ、地道な努力がいつか実を結ぶと思って頑張るしかありませんね(笑)

さて、将棋アプリのぴよ将棋の強さに衝撃を受けたので、僕が常用しているもう一つの将棋アプリである将皇とどちらが強いのか興味が沸いてきて戦わせて見る事にしましたw
こういうのって皆さんも結構好きでしょ?(・∀・)


将皇vsぴよ

将皇Lv3 VS ぴよ将棋L6 炎の10番勝負!!

( ゚Д゚ノノ"☆パチパチパチパチ


ルールは簡単。単純にお互いの最強レベルで先後を入れ替えつつ平手で10番指します。
体感的にはぴよ将棋の方が棋力は上なのは分かりますが、アプリ同士の直接対決ではまた違った結果になる可能性はあります。実はとても興味津々で高見の見物としゃれ込みましたw


mate7

使う端末はHuaweiのAscend Mate 7。

スペックはHisilicon Kirin 925 1.8Ghzのオクタコア。メモリは2GB搭載でアプリの強さを十分に引き出せるポテンシャルを持つ最強機種です。


さあ、どんな結果になるのでしょうか?



第1戦目は将皇先手で始まり中盤でミスに乗じてぴよ将棋が必勝になります。
下図はほぼ終局まで時間の問題と思われた局面で、将皇が6九金を7九金と寄せて根性を見せた所。

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ここでぴよ将棋が決めに出ます。

△7八銀!!


将皇も観念したのか ▲7八同飛。


ここでぴよ将棋はてっきり△同とかと思いきや △7三飛?!

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ここは△7八同とで全部精算してから△7三飛で先手玉に即詰みがある局面でした。
詰めに行かないのならわざわざ△7八銀と打たなくても単に△7三飛でいいような気もしますが・・・どうもコンピュータは良く分からない時があります。終盤力、特に詰みに関する力は圧倒的ですがコンピュータもこんなミスをするとは意外です。

ぴよ将棋 1 - 0 将皇



続く第2戦目は先後変わってぴよ将棋の先手。
お互いに定跡を離れた訳の分からない中盤戦で下図の局面を迎えます。
将皇は体感的に悪手を指す確率が高く、全てを知り尽くしてる管理人はこの局面で嫌な予感がしました。


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まさか・・・とは思いましたが、


そのまさかの△8七銀成!!!


出ました一手バッタリ級の大悪手。。。


ぴよさんが見逃すはずもなく、もちろん▲6三歩成から瞬殺されてました。
将皇さんは強いんだけど、どうしてもビックリするような悪手を指してしまうので本格派のぴよ将棋相手には相当分が悪いんじゃないかとこの時点で懸念していました。

ぴよ将棋 2 - 0 将皇




第3戦は将皇の先手で先程までと違って熱戦で下図を迎えます。
後手が△5三銀と打ち付けて先手の角を7五に引いて歩を取った局面。


ぴよ将棋はノータイムで駒を叩き付けました。


ここは先手玉に即詰みがあります。暇な人は考えてみて下さい。



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本譜は△8六金、 ▲同角、△同龍、 ▲6八玉、△4六角、 ▲5七銀、△同角、 ▲同玉、△4七馬、 ▲6八玉、△5九銀、 ▲7九玉、△6九馬、 ▲同玉、△8九龍、 ▲7九金打、△5七桂まで後手勝ち。

 先手は△4六角に対する合駒が金と銀しかなく、金合いだと同じく切って△4七馬から△6九金の尻金で早詰みです。しかし、実はもっと早い最短手順の詰みがあります。△4六角じゃなく、△5九角と打って ▲7九玉に△6九馬以下、本譜と似た手順で11手で詰みます。ソフトは詰みを見つける能力はズバ抜けてますが、決して最短手順を追い求めてる訳ではないのは薄々気付いてまいたが顕著に表れた1局でした。

ぴよ将棋 3 - 0 将皇



続く第4戦は気落ちした将皇さんが全く良いところ無く完敗。
ここまでぴよ将棋の4連勝。まあ、強いのは分かってましたが、1手違いすらならない圧倒している4連勝なので驚きを隠せませんでした。

ぴよ将棋 4 - 0 将皇


そして第5戦目。このアプリ同士で将棋をさせると力戦模様にしかなりません(笑)
下図の局面は何気に序盤ですが、先手の将皇が飛車先の交換を拒否して何気なく角を上がった局面。
こんな悪手をぴよ将棋が見逃すはずはありません。



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△6五歩!!

銀を逃げる一手で角交換必死の状況ですが、実はこの局面は7七で角交換してしまうと8八に角を打ち込まれる傷があるので同金とは取れないのです。



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同金と取れない先手は ▲7七同桂。。。
桂馬で取ったので後手は飛車先の歩が切れます。以下、△8六歩、 ▲同歩、△同飛、 ▲8七歩、△8四飛と引いて待望の一歩を手に入れます。お互いに7筋の桂頭は弱点ですが後手は8四に飛車を引いて先受けしています。次は何が何でも△7五歩を狙います。


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ところが将皇さんは危機感が全く無いのか ▲3六歩と緩手を指してしまいます。
ここは ▲3六歩に代えて ▲6五桂、△同桂、 ▲6六角と勝負手を出した方が良かったようです。それでも全然悪いのですが、本譜はこの後一方的な展開になってしまいました。




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後手のぴよ将棋は当然このチャンスを見逃すはずもなく△7五歩。これが入るともう 先手は収拾がつきません。将皇は桂馬を助ける為に ▲6六歩と突きますが以下、△7六歩、 ▲6五桂と進みますが・・・


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当然△7七歩成が入って勝負あり。

以下、 ▲同金、△8八角、  ▲9五角と粘りますがあっさり△7七角成(詰めろ)と取られて ▲同角に△8七飛成と簡単に8筋を突破されてあっという間に先手玉は寄せられてしまいました。それにしても、ぴよ将棋のこの筋の良さは恐ろしい。あの強い将皇さんが5連敗を喫するのを目の当たりにして信じられない気持ちとスゲーと思う気持ちが合わさって複雑でした。

何がともあれ5連敗を喫した将皇さんですが、後半に巻き返しはあるのでしょうか?
次回の記事は第6戦から第10戦の模様をお伝えする予定です。






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将棋アプリ「ぴよ将棋」が神レベルと俺氏の中で話題に

皆さん、こんにちは(^▽^)/

先日、将棋ウォーズで色々検索していたらソフト指しの動画が出てきました(-_-;)
将棋ウォーズでも普通にソフト指しやってるバカが居るんですね。市販されている激指などのソフトの他にも、フリーで強いソフトがダウンロード出来る時代ですから必然的にソフト指しも増殖するんでしょうけど、どれだけ対策してもこればっかりはどうしようも無いんでしょうね・・・
つーか、素直に棋神買えよ。。。(´-д-)-3

ネット将棋が普及し始めた頃に町の道場が次々と潰れて行きましたが、ソフト指しに嫌気が差した健全なユーザーがリアル道場に回帰する流れになるやも知れません。皮肉と言えば皮肉ですが、昭和の頃に比べて本当に将棋道場の数が減ったように思うので個人的には歓迎ですかね。


さて、先日紹介した最強将棋アプリの将皇さんですが、今回はぴよ将棋という神アプリを紹介したいと思います。

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今日現在Android版しかリリースされてないようですが、こいつがまた強烈に強いらしい。実はこのアプリ、大分以前にインストールして実際に最強レベルのぴよ帝Lv6と対局したのですが、その最初の1局目にどういうわけか一方的に完勝してしまい、てっきり弱いアプリと決めつけて以来放置してやってませんでした。だってぴよちゃんのイラストも可愛いし入門用のアプリかと思っちゃったんですよね。



ところがこのアプリがとても評価が高かったので改めてやってみた結果・・・


(;^ω^) 「つ、強ええぇ。」


今度はボコボコ負かされる結果にwww



今思えば、最初の1局目は接待モードが搭載されてたのか??
と思わずにはいられません。

それ以来、こいつに夢中になって対局しまくりましたよ。待ったなしでは本当に勝てないし勝たしてくれません。将皇さんも強いのですが結構一手バッタリ級の悪手を指したりするので普通に勝てたりするのですが、ぴよ将棋に関してはそんな悪手はほぼ指しません。また、筋がとても良くて攻め合いになると感動する手順であっという間に敗勢になってしまうこともしばしばあります。受けも強くて僕程度の棋力では嫌気が差すような防御力を誇ります。あまりに粘るので必死に考えてたら降りる駅を大幅に乗り過ごしたりしてしまった苦い経験も(笑)


とにかく強いです!!


それでもたまに一発入って勝てるのでその時は本当に嬉しいです(^^)
結構、序盤・中盤で緩手も指してくれるのでこちらが有利になることも多いのですが、ゴチャゴチャやってたらあっという間に形勢逆転されちゃいます。勝つ時は攻め合いに持ち込むと苦しいので、優勢のまま抑えこむような形で寄り切らないとなかなか勝たせてくれませんね。


20160128-2

対局画面はこんな感じでとても可愛らしいのですが・・・
上図は珍しく待ったなしでピヨ帝Lv6に勝てそうになった局面で手が震え出しますw
少々優勢になっても数えきれないほど逆転負けを喫しているので絶対に緩めません。


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ピヨ帝Lv6のセリフで現局面をどう捉えているのか大体分かるのです。
ピヨ帝はちょっと形勢が悪いなと感じているようですね。



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こちらの読み筋通りに進みだすと勝ちは目前。
待ったなしのガチでやると10回のうち1~2回程度しか勝てないので嬉しい瞬間です。
ピヨ帝Lv6もかなり弱気な発言が目立ち始めましたwww



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強敵ピヨ帝に勝ちました\(^o^)/
ぶっちゃけ将棋ウォーズで二段を倒すより嬉しいです。それだけ強いんです。
作者さんは棋力は初段程度とおっしゃってるようですが・・・



明らかに過小だろうが(;^ω^)



しかし、これで初段だったら凹むなぁ(笑)
将棋ウォーズだったら二段の達成率50%以上は固い気がする。
少なくともこんな強い初段はなかなか居ないと思うのですが・・・


20160128-6

このアプリの恐ろしい所は棋譜解析モードが搭載されているのです。

まるで激指みたいじゃないですか・・・無料アプリですよこれ?



20160128-8

1手1手棋譜解析を行っている所です。
解析レベルによって時間は掛かるのですが検討好きな人には嬉しい機能ではないでしょうか。


20160128-7

解析が終了したようです。
早速振り返ってみましょう。



20160128-9

グラフの赤いポイントが悪手ですね。オレンジは疑問手でしょうか。
その局面でぴよ将棋の読み筋と形勢数値、それに悪手・疑問手など指摘してくれます。この局面で僕の指した▲6四歩が悪手認定されてしまいました。ぴよさんの推奨手は▲8三飛打。




(´ω`;) 「は、はぁ。。。」←納得いかない


確かに対局中は歩切れになるので悩んで指したのですが、▲8三飛打は無いんじゃないかと思うのですが・・・あまりに遠すぎてちょっと狙いが分からないので人間には指せない手ではないでしょうか?歩を大量に持ってるなら桂馬持って端攻めとか考えるかも知れませんけどねぇ。まあ、ぴよさんの方が自分より格上なので何も言えませんでしたがwww

この局面ではこの後の展開でも出てくるのですがサッサと飛車打ち下ろして▲4二銀を狙うべきでした。とは言え、コンピュータ相手に駒渡して攻め合いは怖いのでこんな「と金攻め」が有効なんですよね~。


20160128-10

と金作りを疑問手認定されてしまいましたが、この後何とか寄せ切れました(*´ω` *)

後、ぴよ将棋に対する要望としては広告がうざいので有料版もリリースして欲しいですね。それから「成る」「不成り」ボタンは左右逆の方がいいです。しょっちゅう間違えて不成で指してしまいます。更にiPhoneユーザーの為にもiOS版もリリースしてあげたいですね。それ以外はほぼパーフェクトじゃないでしょうか。

とにかく今の自分にとっては最強で最高の将棋アプリです。


ピヨ帝Lv6に3割位勝てるようになると加速度的に棋力がアップする気がするので頑張りたいです。あまりに勝てないと萎えるし、以前にも書きましたけど自分より少し強い程度のソフトと対局するのが一番効率がいい気がします。ぴよ将棋は筋もいいので当面はこれをメインに使ってみたいと思っています。



20160128-11
ちなみに激指くんに棋譜解析をさせたところ、グラフは大体似たようなグラフになりました。
ちなみにこちらではと金作りは否定されませんでしたよピヨさん!!←しつこい

ぴよ将棋自体は去年の秋にリリースされたばかりですが、今後どのように進化するのか非常に期待しております。このアプリが無料って事自体があり得ないですし、世の中本当に便利になりましたねぇ。


※参考までに棋譜を次のページに載せて置きますね。





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